【Discord】サーバーの入場者を増やすためのDisboard活用法

※特に断りのない限り、記事の内容は2022年6月時点の情報です。

Discordでサーバーを運営している方の大多数は、Disboard(ディスボード, https://disboard.org)にサーバーを掲載することでメンバーを集めていると思います。
しかし、サーバー招待が伸び悩み、最近はメンバー数が横ばい状態だし書き込みもさっぱり……みたいな状況に陥っている方もまた多いと思います。

集客は、サーバーを活発な状態に保ちながら運営を継続していく上で重要な要素のうちのひとつです。この記事では、集客を行う上で力強く活躍してくれるツールであるDisboardをよりよい形で活用するための方法を述べていきます。読者の方がサーバーを運営する上での一助となればうれしいです。

解説にあたっては、以下を前提とします。

  • サーバーをすでに作成し、Disboardに掲載していること

Disboardにサーバーを掲載する方法については以下の記事で解説しています。

t4385.hatenablog.com

もくじ

Disboardを活用する上で重要な設定項目とは?

Disboardにサーバーを掲載する時、いくつか設定項目があったのを覚えていますか?
それらの中で、もっとも集客に直結する重要な項目は「タグ」と「サーバーの説明」です。今後あなたがサーバー運営を継続していく上で入場者数が伸び悩むことがあったとしたら、そのたびにこの2つの項目を見直し、改善していくべきでしょう。

タグについて

タグとはなにかというと、Disboard上の検索にサーバーをヒットさせるための要素です。例えば、あなたが “hogehoge” というタグを付けてサーバーを掲載したとしましょう。その後、Disboard上の検索で誰かが “hogehoge” という単語で検索をかけたとき、あなたのサーバーは検索結果に表示されることになります。
これが何を意味するかといえば、検索される回数の多いタグを付けたほうが人目につきやすくなるということです。これは当然といえば当然なのですが、自分のサーバーの特色を打ち出そうとしすぎるあまり、かなりマイナーなタグを付けてしまっている場合も散見されるので念のために書いておきます。

では、検索される回数の多いタグはどのように探せばよいのでしょうか。
ヒントとなるのは、検索を行った際に画面の右側に表示されるサーバーの数です。例えば「雑談」タグで検索すると、このタグを採用しているサーバーが検索時点で8,145個あることがわかります。

ここ

タグを採用しているサーバーの数が多ければ多いほど、検索するユーザーからすればそのタグの存在が目に付きますし、採用しているサーバーの数が多いということは検索からの流入の多さを示唆しているともいえます。

また、多くのサーバーで付けられているタグはDisboardのトップページで「人気タグ」として表示されます。これらを指標として参考にしましょう。

これを付けておけば無難だろう、というタグを列挙しておきますのでご参考までに。

汎用性の高いもの: 雑談, 通話, 会議, 誰でも歓迎
ゲームサーバーの場合: ゲーム, 初心者歓迎
作業サーバーの場合: 作業, 作業通話

1つのサーバーにつき、タグは5つまで付けることができます。タグの並び順はDisboard側で勝手に整理されてしまうので、特に気にしなくて大丈夫です。

サーバーの説明について

サーバーの説明は非常に重要です。たとえいい感じにタグを付けることができたとしても、サーバーの魅力を十分に伝えることができなければ、検索をきっかけにして説明文を読んでくれた人もあまり入ってこなくなってしまいます。
とはいえ、はじめから質の高い説明文を書くのはかなり難しいことです。何度も見直していくうちにコツをつかめるといいですね。

いくつかアドバイスを書いておきます。

事実だけを書き、大げさなことを書かない

サーバーの説明に嘘を書くのは全く実利的ではないのでやめましょう。

■ できるだけ早くサーバーの規模を拡大させたいがために「投稿コンテンツが充実したサーバーです!😉」みたいな大嘘を書いたとしましょう。なるほど、説明文を見た上でいったんは新規の人も入ってくれるかもしれません。
しかし、いざ入ってみると中身はすっからかんで閑古鳥が鳴いています(はじめは大体そんなもんです)。この状態で、果たして新規メンバーはサーバーに留まり続けたいと思うでしょうか?印象を上げて落とされた時、その人は何を思うでしょうか……(^_^)

簡潔にサーバーの特徴を伝える

無駄なく短く、それでいて分かりやすい説明文を書くことを心がけましょう。
せっかくサーバーを作ったのだから出来るだけ多くの人を呼び込みたい!と意気込む気持ちはよく分かりますが、かといって何でもかんでも書けば読んでもらえるものでもありません。ほとんどの人間は3行を超える文章を読み飛ばしてしまうものです。

画像はログインしていない状態でアクセスしたTwitterのトップページです。キャッチコピーは無駄なく短く、それでいて分かりやすい。
優れたデザインというものは、往々にして美しさの中に実用性を秘めているものです。単純なようですが、どんな人にもひと目でTwitterの特徴が伝わる秀逸なキャッチコピーであると言えるでしょう。

では、もしTwitterのトップページがこんな風だったらどうでしょう?
100文字超えの抽象的な文章が並び、見た人に結局のところ何を伝えたいのかよく分からない。それ以前に目が痛くなりそうな外観ですね。
極端な例を出しているように思えるかもしれませんが、Disboardの検索結果をスクロールしながら眺めていると、説明欄に文字がびっしりと詰まっているサーバーが実際にちらほら出てきます。
説明文を読んでもらわないことにはサーバーに人を呼び込むことができません。そして、説明文を読んでもらうには、その文章の可読性は高くある必要があります。そう考えると、結局は簡潔かつ分かりやすい文章を書くのが最善だと思います。

タグ・説明の質を高めるために

先人から学ぼう

「そうは言っても、簡潔に分かりやすく書くなんて難しくないか?」「そもそもどういうタグ・説明が優れているんだろう?」と思う方も少なくないと思います。
そんな場合は、成功した先人から学びましょう。

まずはDisboardの検索機能で「雑談」と検索してください。すると雑談のタグを付けているサーバーが出てくると思います。

↑その次に、サーバーの表示順を「最近の更新」から「メンバー数」に変更してください。

↑すると、雑談のタグを付けているサーバーのうち、メンバー数が多いサーバーが最初の方に表示されるようになります。雑談サーバーにおける成功者たちです。
1ページ目に表示されているサーバーに限れば、どれも数千人を超える規模のメンバーを擁しています。

メンバー数が多いサーバーを観察すると、タグや説明の質が高く、しっかりしている傾向が強いです。これらのサーバーを参考にして、盗める部分を盗んでいきましょう。

物事には何であれ必ず理由があります。成功にも失敗にも理由があります。「(このサーバーは)なぜ成功しているのか/失敗しているのか」という視点を携えていけば、自ずと学びを得られると思います。

そもそもタグ・説明が重要なのはなぜなのか

↑Disboard経由のメンバーの流入は上の図のようになっています。

  1. タグ検索において閲覧数を稼ぐことで説明ページにより多くのユーザーを誘導し、
  2. 説明文を通して、より多くのユーザーに対して「サーバーに入場したい」と思わせる

ことができれば、入場するメンバー数は着実に増えていきます。成功したサーバーはこの部分を地道にがんばっているわけです。

逆に説明ページの記述が不十分だと、ユーザーは説明ページについているタグをクリックしてDisboard内の検索に戻り、他のサーバーの説明の閲覧を始めてしまうでしょう。

その他の細かなコツ

ここまで理論的な部分を述べましたが、それに加えて知っておくとよい細かな知識も述べておこうと思います。

■ サーバーの説明の文章は、文字数や改行数が多くなると途中から折りたたまれる仕様になっています。そのため、絶対に見て欲しい箇所は折りたたまれるよりも前の部分に記載するようにしましょう。

↑これはパソコンからDisboardを開いた時の表示です。
スマートフォンからアクセスした場合は折りたたみの仕様が少し異なります。

AndroidGoogle Chromeから表示した時の画面です。少し見え方が違うのが分かると思います。環境が変わると、例えばiPhoneのブラウザだとまた違うかもしれません。
Discordのユーザーの多くはスマートフォン経由でDiscordにアクセスしていることを考えると、スマートフォンの環境に合わせる形で紹介文を書くとより良いかもしれません。本当に細かい話ですが。

おわり

お疲れさまでした。いささか抽象的な内容を述べましたが、これらを意識すると集客の度合いがだいぶ変わってくると思います。がんばってください。


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